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退色と色持ち

人の頭髪は日々、根元から伸びていきます。

根元に比べ、毛先はやや明るく細い傾向にあります。
ショートヘアではあまり大きな差はありませんが、
ロングヘアで両者の違いは顕著に出ます。

この明るくなった毛先は定期的にカットされ、
根元の暗い部分が徐々に毛先へと変わっていきます。
そんなふうに人の髪色は、
常に代謝が行われながら維持されています。

しかし残念ながら…、
かつらの髪は伸びません。
根元から伸びる実際の頭髪とは違い、
最初にカットした状態で
長くお使いになるケースがほとんどだと思います。

「根元が伸びて毛先をカットする」
というサイクルの代謝が行えず、
かつら全体が自然な色を維持するのに
とても不利な状態にあります。
そのため、より退色しにくくする
工夫が必要になってきます。

通常のヘアカラーは
人の頭部に直接塗布されるため、
高温で煮沸することが出来ませんので、
低温でも染まるように作られています。
色持ち期間は短く、退色がやや早めになります。

一方、かつらに用いられる人毛は、
通常のヘアカラーとは違い
高温で煮沸され、しっかりと染色されています。
(※染色を行うことで、お客様のお好みの
髪色にあわせた製品をお届けすることが出来ます。
ヘアカラーとは別の行程とお考え下さい)

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