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コマーシャル経費のせいではない

ネオヘアーです。
今日は「かつらメーカーの宣伝」についてです。

「かつらが高いのは、コマーシャルのせい」という話が一時期よくありましたが、
私はあまり同意出来ません。
テレビコマーシャルは多額の経費がかかりますが、それが原因なら、
テレビや家電がここまで安く販売されている点と大きく矛盾してしまうからです。

しかしテレビは安くなりましたよね。信じられないくらいです。
コンピュータもそうだし、コンピュータ周辺機器、あるいはオーディオ関連。
そして、テレビコマーシャルもガンガン放送されています。
となると、そういう経費を含めても安く売ることが出来ることがわかりますが、
それは家電に限った話なのか、あるいはかつらも安く売ることが出来るのか。

そもそも企業が経費をかけて宣伝をし、販売実績を上げようとするのは、
私はどこも悪いことだと思いません。経営ですから、当たり前だと思います。
そしてかつらに限って言えば、悪いのは、
異常なまでに暴利を載せてかつらを販売することだけだと思っています。

その価格が妥当で、品質も良ければ、お客様に悦ばれるでしょう。
宣伝に経費をかければ、それだけ価格が上がるのもまた事実ですが、
たとえ経費がかかったとしても、かつらの価格がいきなり数十倍に跳ね上がるのは、
どうしたって異常な話です。

それは品質が良いからではないでしょうし、コマーシャル経費のせいでもなく、
原因はただ一つ、会社の体質ではないかと思います。
それだけの利幅を必要とするビジネスデザインになってしまっているという。

変な言い方になりますが、もっと働けばいいのではないでしょうか。
不景気が延々続く中、ほとんどの庶民が
1万円を稼ぐのにどれくらい労力を費やさなければならないか。
それでもかつら業界はふんぞり返って、もしくは嘘ばかりを並べて、
そして弱みにつけ込んで、非人道的な商売を続けていますが、
一度暴利を貪って楽を覚えた体質は、二度とまともには戻れないのかもしれません。

これからの時代は、いつまでも暴利がまかり通るものではないでしょうし、
これまでのように薄利多売が悦ばれるのも少し違って、
「本当に品質の良い物を、出来るだけ安く賢く買う」という時代だと思います。
大手だからといってやたらと信頼するのも違うでしょうし、
無名のメーカーでも、良い仕事をしていれば確実に評価される時代です。

だから私たちは、ネット上の営業妨害は一切無視して、
独自路線と品質維持だけを続けていきます。
これからもよろしくお願い申し上げます。