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かつら慣れ?

ネオヘアーです。
今日は「かつら慣れ」についてです。

「かつら慣れ」と言う言葉は、皆様には聞き覚えのない言葉だと思いますが、
私たちスタッフの間ではよく使う言葉です。

従来のいわゆる「かつら」は、ベース素材が厚く、
そのベース素材を隠す目的で毛量が多く、髪の根元も立ち上がりが少ないなど、
人間の頭髪と少し違う点が多々あり、
その辺りが原因でいわゆる「かつらっぽさ」が拭えませんでした。

カットでカバーする、スタイリングの工夫でカバーする、
そして扱いでカバーするという3つのノウハウがどうしても必要で、
上手に装着されている方ほど、
ご自分にあったノウハウを沢山お持ちであることが多いと思います。

ただしそのノウハウは「従来のかつら」向けであることが今日のお話で、
最新のヘアリプレイスメントのような「従来のかつら」とは違う、
「レースによるベース素材」とそこに結びつけられた人毛からなる製品には、
「従来のかつら」に必要だったノウハウを用いる意味があまりなく、
そのために違和感をお感じになるケースが未だに少なくないようです。

一番いただくご意見は「毛量が少ない」。
慌ててその方のデータを確認しますが、
ほぼMAXに植えられているケースがほとんどでした。
おそらくですが、ヘアリプレイスメントの髪の根元が立ち上がっていて、
ベース素材が透ける
ことに大きな違和感をお感じなのだと思います。

「ご家族の方の頭髪をかき分けて、毛量と根元を観察して下さい」
というお話をさせていただくのですが、
長年お使いだった従来のかつらに慣れていらっしゃるせいか、
まだ何か違和感が拭えないようです。
そんな時は「以前お使いだった従来の製品を装着されてみて下さい」
と提案するのですが、そうすると「これはさすがにもう」とおっしゃられます。

この段階は徐々に「かつら慣れ」から脱却されつつある状態だと思います。

ヘアリプレイスメントの扱いはとても簡単で、
本来の頭髪のように、普通に洗って乾かすだけです。
スタイリング剤も一切問題なく使用出来ます。要するに
「かつらのように扱う必要がなく、頭髪そのもの」
とお考えいただくのが何より正解だと思います。

もう一つは、価格面からくる違和感です。
ネオヘアーの製品は部分タイプ<小>が39,800円と、
サイズごとに廉価に設定されていますが、
これが「安物」というイメージに繋がっているケースも多々あるようです。

通常私たちは「市販の価格イコール製品品質」とどうしても考えがちですが、
それはかつらに限って言えば、ほぼ当てはまることがありません。
髪質とレースの質、工法、仕上がり含め、
私たち以上にコストをかけることは現状ではあり得ないところまできていますので、
品質の良さを実感していただけるのは当然で、
私たちはそれを廉価に販売しているだけのことです。

価格面でも「従来のかつらの価格」ではなく、
現代の現実ありのままの価格をご理解いただき、慣れていただければと思います。

皆様の「かつら慣れ」からの脱却を、是非お手伝いさせて下さい。
今日もスタッフ一同、皆様からのご利用を心よりお待ち致しております。