ネオヘアーです。
デフレの流れが立ち消えそうもない昨今ですが、
今日は「かつらの価格」の話です。
「安いと心配」というお気持ちはよくわかります。
これまでの数十万円する物に比べ、あまりに開きがありますから。
しかし今時かつらが数十万円もすることに違和感をお持ちの方も少なくないと思います。
日本でのかつらの適正価格って、本当はいくらくらいなのでしょうか。
かなり以前からですが、世界中のほとんどのかつらが、物価の安い諸国で作られています。
(中国、タイ、インドネシアなど)
そして中国が「世界の工場」と呼ばれることも、どなたもご存知の話だと思います。
仮に日本でのかつらの価格を「10万円」としましょう。
利益を25%と考えれば、原価は「7.5万円」です。
原価というのはこの場合、中国が日本のメーカーに売る価格ですが、
さて中国で「7.5万円」というのは、どれくらいの貨幣価値があるでしょうか。
ネットで検索してみたところ、こんなサイトがありました。
→ 「世界各国の平均年収」
資料は「平成19年11月」となっておりますので少し古いですが、
数字は全て円換算となっています。
平均月収(額面) 実質月収(手取り)
日本 東京 314600円 240000円
アメリカ ニューヨーク 403500 280000
イギリス ロンドン 360800 270000
タイ バンコク 32000 30000
韓国 ソウル 179500 140000
中国 香港 110200 95000
中国 北京 35500 30000
中国 上海 46200 40000
同じ中国でも都市によって随分開きがあるようですが、
製造業は当然物価の低いところに流れますので、香港は対象外となります。
工場により、あるいは素材によりピンキリがあるのはもちろんですが、
安物では意味がありませんので、上等な品質の場合でお考え下さい。
そこで作られるかつらがどの程度の額になるか、ご想像いただけるでしょうか。
最高級のかつらでも、その原価は平均月収のほぼ倍などせず、
それより低いと考えた方が無理がないと思いますので、
上記では原価を仮に「7.5万円」としましたが、もっと安く見て良さそうです。
(ただしロングヘア等、特別なオプションを一切含まないもの。
一般男性用の部分タイプが、かつら市場で最も標準的なサイズです)
では、そのかつらは日本で一体いくらくらいで販売出来るでしょうか。
企業を運営する上での様々な経費(人件費他)はかかるにせよ、
よくよく考えてみると、かつらの価格が国内で何も数十万円以上する必要はなく、
企業はもっと安く売ることが出来るのではないか、
そしてお客様はもっと安く購入出来るのではないか、
とお気づきいただけるように思います。
そして製造されたかつらは日本に輸入され、
各メーカーにより利幅が上乗せされ販売されています。
先日衣料メーカーのユ○クロが「利益率50%」と騒がれていましたが、
実際に衣料メーカーの利幅はそれ以上のところがほとんどだと聞いたことがあります。
逆の例では書店等、委託販売であれば20%を切るものも少なくないとか。
かつらに関して言えば、メーカーごとの価格差が開き過ぎていたり、
品質と価格が比例していないため、確かなところがわかりにくいのが現状のようです。
業界的な利幅ではなく、むしろ企業単位で考え方に違いが出ているようにも思います。
「数十万円した物よりはるかに良い」ものが数万円程度で買えたり、
「十万ちょっとなら妥当だと思っていたが、それより良い」ものがずっと安かったり。
あるいは「どうせ似た価格帯の通販レベルだと思ったが、全く別物で驚いた」り。
限りなく100%に近い利幅を設定することや、
薄利多売で良品を提供出来るかどうかは、メーカー側が設定してしまいます。
最後にお選びいただくのはお客様のご判断です。
なお、かつらの場合は「オーダーメイド」と「既製品」でも大きく違いがあります。
通常オーダーメイド品は既製品に比べ、約1.5倍~2倍以上価格に開きがあるようですが、
もはやかつらは良い物がオーダーメイドでも安く手に入る時代ですので、
我慢して既製品に縛られる必要は全くないと思います。
「安い」だけではなく「良い物が安い」が当たり前の時代です。
ご参考になれば幸いです。
今日もスタッフ一同、皆様からのご利用を心よりお待ち致しております。