ネオヘアーです。
今日は「染料」についてです。
かつらに用いられる人毛には、通常「染料」を入れています。
目的は「色持ち」で、人毛そのままの状態では退色が早く発生するため、
製品に用いられる前に人毛は一度髪の色を抜き、染料が入れられます。
染料を入れた髪は退色しにくい状態ですので、
明るく脱色する予定がおありの場合は、染料を入れない状態で製作します。
(※染料を入れる、入れない、いずれの場合でも暗く色を足すことは可能です)
出張時にカラーサンプルをお見せしていますが、
二枚目以降の製品で変更がある場合は、
「ワントーン明るく(もしくは暗く)」などメールでいただく方法か、
髪色サンプルがあればお送りいただく方法でも承っております。
「染料を入れた場合、結び目の脱色が難しいのでは」
というご質問をいただくことがありますが、
製作時に用いられる脱色剤は非常に効果の強い薬剤で、
染料を入れた髪にも脱色が可能です。
逆に「染料を入れない髪」の場合、
結び目の脱色が綺麗に仕上がらない場合があります。
これは原料となる髪素材にヘアカラーが施されている場合がほとんどで、
ヘアカラー剤と工場で用いられる染料の違いにより、
脱色に用いられる薬剤がうまく働かないことが原因のようです。
※これらの結果から、特殊な場合を除いて通常は
「染料を入れた」髪で製作されることをお薦めしています。
今日もスタッフ一同、皆様からのご利用を心よりお待ち致しております。