コンテンツへスキップ

共存の時代

ネオヘアーです。

夕べテレビで、主婦の大家さんが取り上げられていました。
子育てから解放された時、趣味の旅行費用を稼ごうと仕事を探し、
空き家の清掃業者で手順を学ぶうち、空き物件を安く入手し、自分で手を入れ、
人気のない物件もその主婦の手にかかれば満室になり、
果ては20棟の不動産を持つ驚異の大家さん、という話でした。

面白かったのは、敷金礼金を取りません、という件(くだり)。
敷金礼金をなくし、どんどん入居して貰った方が有難いというのは、
借り手と貸し手双方が嬉しくなる良い方法です。
数ヶ月空きが出ることを考えれば、どちらが得ですかというところで、
この主婦の話は一つも矛盾がなく、全部頷ける内容ばかりでした。

今までの時代は、企業が偉そうだった気がしませんか。
売る側が儲けるばかりで、買い手はあまり選択肢がなく、
売り手のやり方に甘んじるばかりでしたが、
不景気になって物が売れなくなると、売り手は敷居を下げます。
買って貰うために価格を下げ、また質まで下げればそっぽを向かれます。

かといってボランティアも出来ませんので、
利益を生まなければ続けられない以上、かなりの工夫が強いられます。

良い物を安く売れば、必ずお客様に悦んで戴ける。
企業も売れれば嬉しい。これからは共存の時代です。
そういう売り手が増え、もっと当たり前になればいいと思っています。
かつら業界は…、まだまだ遙か昔の体質ばかり目について、残念ですね。