ネオヘアーです。
今日は「人毛と人工毛」についてです。
人毛が高価であることはよくご存知だと思います。
「人毛素材が手に入らなくなることはないでしょうか」
というご質問を時々いただきますが、
「人間がいる限り大丈夫です」とお答えしています。
一番の問題は「良い髪素材が減っている」ことです。
中国の場合は主に農民等から採取される「人毛素材」ですが、
近年はヘアカラーが流行し、素材の時点で
既にヘアカラーの施術が用いられているケースが増えてきました。
かつらの髪素材は「色持ちを良くする」目的で一度色を抜き、
そこに染料を入れ、最後にコーティングを施しますが、
髪素材自体にヘアカラーが施されている場合、
第一段階の脱色がうまくいかなかったり、
染料を入れても微妙に狙いの色にならなかったり、
レース製品の場合に必要な「根元の脱色」が適度にならなかったりするそうです。
「根元の脱色」は最近では技術が進み、ほどよく脱色出来るようになってきましたが、
個体差が生じる場合は、主にその辺り
(ヘアカラー済みであること)がネックになっていることがわかっています。
人毛の問題点はコーティングがはがれるにつれ絡みが生じたり、
また染料を入れた髪でも徐々に退色が起こることですが、
それでも人工毛に比べればやはり代え難い魅力が多いと思います。
一方、人工毛は「耐熱毛」と言われるものでも数ヶ月めから縮れや変質が発生します。
「化繊」であることが理由ですが、たとえ「耐熱毛」であっても
熱に100%の耐久性はなく、限界があることがわかります。
人工毛のメリットは、髪質に個体差がないこと、退色が起こらないことですが、
縮れたり変質する問題は常につきまといます。
化繊ですので熱加工をすればウエーブが得られるため「形状記憶」は当たり前で、
「さぞ開発に時間と費用がかかったのでは」という印象をお持ちかもしれませんが、
実態は「人毛より廉価」で、業界には数えきれない程の人工毛が出回っています。
質の良い人毛は高価で、業者によって扱うレベルに差が出ています。
良い物は良いところが扱い、良いところで製作されます。
ルートがあるのはかつらに限った話ではなく、
飲食の世界で言えば肉や魚とよく似ています。
髪質だけでなく、レースの質、加工の質、植える技術の質、
いろんなポイントが製品のクオリティーを左右します。
今日もスタッフ一同、皆様からのご利用を心よりお待ち致しております。